パズルを完成させた後の保管方法と、ダメージを与えない解体・収納術

ジグソーパズルの魅力にハマって次々と作品を完成させていくと、必ずぶち当たる壁があります。
それは「もう壁に飾るスペースがない!」という収納問題です。
せっかく数十時間かけて作った作品を捨てるわけにはいきませんし、かといって部屋中に平積みにしておくのも邪魔になってしまいます。
この記事では、壁に飾れなくなったパズルを劣化させずに保管する方法と、もう一度遊ぶためにダメージを与えずに解体(バラバラに)するプロの収納術を解説します。
完成状態のまま保管したい場合
「崩したくはないけれど、飾る場所がない」という場合は、以下の方法で保管しましょう。(※この場合、のり付けは行いません)
1. B2・A1サイズの「大型クリアファイル(ポートフォリオ)」に収納する
美術学生やデザイナーが作品を持ち運ぶために使う、大型のクリアファイル(ポートフォリオ)を活用する方法です。
完成したパズルを、崩れないように画用紙などの台紙に乗せたまま、スッとファイルに滑り込ませます。1000ピースサイズ(約50×75cm)であれば、B2サイズ以上のポートフォリオに収納可能です。本のようにパラパラとめくって作品を振り返ることができ、ベッド下やクローゼットの隙間に立てて収納できるため非常にスマートです。
2. 「パズルマット」に巻いたまま保管する
組み立て時に大活躍する「パズルマット(フェルト製の組み立て用マット)」は、保管用としても優れています。
完成したパズルをマットごと筒にくるくると巻き付け、専用のバンドで留めておくだけで、ピースが崩れることなくコンパクトに収納できます。ただし、長期間巻いたままにするとピースが少し反ってしまうことがあるため、時々広げてあげることをおすすめします。
もう一度遊ぶための「解体・ブロック収納術」
ジグソーパズルは「何度も崩して遊べる」のが最大のメリットです。飾る場所がないなら、潔く解体して箱に戻し、数年後にまた新鮮な気持ちで挑戦するのも立派な楽しみ方です。
ピースの「ツメ」を折らない正しい崩し方
解体する際、端から無理やり引っ張って剥がそうとすると、ピースの首(連結部分の細いところ)が折れたり、表面の印刷紙がめくれたりして取り返しのつかないダメージを与えてしまいます。
正しい崩し方は、「パズル全体を少しずつ持ち上げ、波打たせるようにして優しく分解していく」ことです。数ピースずつの塊になったら、両手で包み込むようにして軽く揉むと、ポロポロと自然に外れていきます。
プロの裏技「ブロック収納(板状保管)」
完全にバラバラにするのではなく、「A4サイズくらいの大きめのブロック(塊)に分割して、そのまま箱に重ねてしまう」という方法もあります。
パズルを縦横に分割して数枚の板状にし、間にクッキングシートなどを挟んで箱に収納します。こうしておけば、「完成状態のまま省スペースで保管」でき、もし「やっぱり飾りたい!」と思った時には、数個のブロックを繋ぎ合わせるだけで一瞬にして元の1000ピースに戻すことができます。
保管時の大敵!「湿気」と「カビ」対策
箱に入れて保管する場合でも、ポートフォリオに収納する場合でも、絶対に忘れてはいけないのが湿気対策です。
日本の夏は湿度が高く、紙製のパズルは湿気を吸ってカビが生えたり、シミができたりすることがあります。
パズルを箱やジップロックに収納する際は、必ず「シリカゲル(食品用などの乾燥剤)」を1〜2個一緒に入れておきましょう。これだけで、大切なパズルの寿命が劇的に延びます。
まとめ:パズルは「作る・飾る・しまう」のサイクルを楽しむ
飾るスペースがなくなったからといって、パズル作りを辞めてしまうのは非常にもったいないことです。
「季節に合わせて飾るパズルを入れ替える」「数年前に苦労したパズルを崩して、今の自分のスピードを試す」など、パズルは工夫次第で一生遊べるコストパフォーマンス抜群の趣味です。
もし現在、壁に飾っているパズルがある場合は、色あせや日焼けといった「光のダメージ」にも注意が必要です。パズルの美しさを長く守るためのメンテナンス術については、当サイトの「Q&A・お悩み解決」カテゴリで詳しく解説しています。
